<プレゼン能力=生きる力を育成>

 

当塾の指導する「プレゼン能力」は、

単なる「上手に口頭発表するスキル」ではなく、

人・社会と関わる中の「生きる力」と置き換えられる

大切な自己表現力のひとつです。

 

学校や社会で暮らす中、口頭ですぐに

「その場で確認しながら、話を進めたい」場面も出てきます。

その際、自分の考え・意見をプレゼンする必要が生じます。

これは、何らかの「発表会」と称したイベント・行事等の

一時的な練習では身につくものではない、

というのが当塾の考え方です。

 

塾に来ると、先生や友達など

家族以外の人との言葉のふれあいが生まれます。

学校でも友達・先生とのやりとりがありますが、

一週間の中で過ごす時間が長いため

「わかり合っていて、言う必要がない」と省かれてしまう場面も。

たとえば、学校で宿題が出たら

「必ずやらなければならない」暗黙のルールがあり、

「できない」と言う機会は与えられません。

 

集団で学ぶ、という点では強制は致し方ありませんが

当塾では「宿題」全般に対して、こう考えます。

「その宿題は、その子のためになるもの」であればやるべきだし

能力以上の宿題なら、無理する必要はないし

塾がそのサポートをして手助けをすべきだ、と。

(当塾では、御要望があれば適宜学校の宿題に協力します!)

 

したがって、塾から宿題を出す時は

宿題の内容・量は、その生徒さんの能力・性格、希望進度等

総合的に判断して、「これだけは最低限、やってほしい」という

塾からの提案をします。

あくまで「提案」という考えで話しかけますので

生徒さんはできないと思ったら、

正直に「できない」プレゼンで大丈夫です。

  

宿題の確認をする際は、呼びかけをしながら反応・様子を見て、

少しづつ自分の言葉を発するように見守り、指導します。

例えば、授業後に「宿題、次回までにできますか?」と語りかけ、

確認をする時にあたたかく様子を見ながら、

意思表示を促す言葉をかけます。

 

口頭で伝えるのが難しそうならば、

首を振る、困った様子を見せる、はっきりと「できません」と言うetc.

どんな反応でも肯定的に認めています。

素直に「できるか」「できないか」を相手に伝える姿勢さえあれば

最初は言葉に出来なくても、次第に「はい」「いいえ」だけでも

言葉にすることが出来るようになっていきます。

 

また、「この宿題は難しい/無理だ」と

本人が思い込んでいるようであれば、

できる量・内容にするために、一緒に考えるため

生徒さんとのコミュニケーションを取りつつ、

「最後は、自分で決める」という、納得がゆく形で終わります。

 

自分の考え・思いをまずはそのまま口に出せるような

活発な生徒さんの場合には、

言った内容について、考えさせる時間を作ります。

さらに成長具合を見ながら質問を増やしていき、

「自分の意見を発言する自由と責任」を少しづつ

自覚できるよう、指導していきます。

 

以上「ことばの教育塾」では、無理ない範囲の宿題を出しつつ

生徒本人が「宿題ができるかどうか」の意志確認をしています。

そうした、自然な形で毎回授業後、

プレゼンの練習をしてもらっています!