「3つの“感”が英語で伝わる幸せ!」

英語で自由に語り、心が通じ合える幸せを味わいませんか?

代表の豊田が、最近体験した出来事を「エッセイ」形式で御紹介します。

※以下、公式ブログ「ことばの教育塾」2014年11月20日分に追加・加筆したものです。

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「3つの“感”が英語で伝わる幸せ!」

 

 夕方5時になる、10分ほど前。

 

自宅へ帰ろうと、ミッドランドスクエアの1階にあるパン屋さんの前を通った時。

 

舞台がセットされていた様子に遭遇、アトリウムコンサートが始まる直前とわかり、 ほぼ満席の中、空席をみつけて座りました。公式サイトの情報によると、以下のとおり: 

 

●11月20日(木)1st.ステージ 17:00~ 2nd.ステージ 18:00~
 ヴォーカル  サミエル
 ピアノ    堀場 栄治
 ベース    新 コージ

 

5時ちょうど、4人の男性ユニットが演奏開始、クリスマスソングのメドレーがスタート。シンガーは、黒人男性ひとり。ピアノ、ベース、ドラム(飛び入り参加。名前は表示なし)は全て日本人。40代後半~50代位だったように思いますが、皆さんとても紳士的でした。

 

歌手のサミエルさんは、どことなくヨーロッパ的な感じがしたので、もしかしたらハーフかクォーターの方かも。歌っている途中で、1~2列目の方まで全員に対して歌いながら握手していたのには、本当に驚きました! 馴れ馴れしい、下世話な感じではなく、むしろ紳士がフレンドリーに挨拶する、心温まる光景でした。握手を見ながら、「前に座ったほうが良かったかな?」と羨ましく思っていたら・・・


何と、なんと!!!


3列目、4列目の、私が座っていたあたりに演奏中に歩いてきて、クリスマス・カードを配り始めました。一人目の3列目の女性にまず配って、もらった女性は大興奮!!!「サンキュー、サンキュー」と大声でその男性シンガーに向かって歓声を上げていました。そして、カードを渡した二人目は、同じ列の向かって右端の女性。


そのすぐ後、三人目は「誰だろう?」と思いながら様子を伺っていたら・・・


私でした!!!


びっくりするやら、うれしいやら。

 

でも、サミエルさんは多分、私のことがわかっていたと思います。なぜかって?

私は彼の英語のメッセージを理解し、反応を示して、敬意を表していたからです!

 

サミエルさんが歌った後のフリートーク時に英語で話をしていたのですが、それを聞きながら私は何度か頷き、理解していることを伝えるリアクションしていたのです。自然と、日本語で話を聞く時に「そうそう」と相手に返す感覚で、英語で歌手の話を聞いていたのです。


時折日本語を交えながら、単語のカタコトで日本語の語句を言っていましたが・・・

やはり肝心な事は「母語」、自分の本心が一番語りやすいことば、ですからね。


私は、相手の母語が英語でも日本語でも同じように聞いて、同じように反応し、相手の話したがっている言語で、声をかけて話すようにしています。外国人でも、日本語を勉強していて日本語を話してほしいという方もいますからね。


でも、今回のシンガー・サミエルさんは完全に英語で話したほうが良い方でしたので、コンサート終了後、英語で話しかけました。


カードをもらった御礼。(感謝!)

歌が素敵だったこと。(感激!!)

トークの中で「愛」について語ったことに感動したこと。(感動!!!)


私が話しかけた後にサミエルさんは静かに御礼のことばをかけてくれ、

その後英語で会話をして帰り際・・・


サミエルさんから、ハグされました!!!


さて、サミエルさんに上記3つの感謝・感激・感動をどのように英語で表現したか・・・
みなさん、想像できますか?


全て、中学英語、です。

教科書のNEW HORIZONに掲載されている表現・単語だけ、です。


こうです:


Thank you for your card !! (中2レベル)

Your voice is really beautiful! (中1後半~中2前半レベル)

Your talking about love is moving. (中3レベル)


「英会話」独特の表現なんて知らなくても、十分自分の言いたいことを英語で表現できる、そんな一例だと思います。


私が自分の塾「ことばの教育塾」で目指している、英語でのプレゼン力向上の最終目標として「英会話は中学校で習った単語・表現を使いこなせるレベル」を目安にしています。読解は、高校レベルまでいけたほうが様々な文献・資料が読めて楽しいので「中学レベル」以上をお勧めしますが、会話は正直、中学レベルができれば十分です。


自分の目指すところを再認識できたと同時に、心の交流が英語を通してできた、ということで愛に包まれる幸福感で胸がいっぱいになりました。


本当に思い出深い演奏会、となりました。